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のぐち通信

よろず相談に駆け回る秋です

グッと寒さが深まってまいりましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。


【9月の主な活動報告】

9月は定例議会が開催され、公営住宅改装の現場や、万博の視察を行いました。また先月末には、友好都市である中国・長沙市の訪問団の一員として現地を訪れ、43周年の節目を迎える交流の歴史の重みを改めて実感しました。人口1,000万人を超える都市の活気には学ぶ点が多く、互いを尊重しながら経済が円滑に回る関係づくりの大切さを強く感じた次第です。

【よろず相談と現場対応】
この秋は大変多くのご相談をいただき、市内を駆け回る日々でした。
特にこの2か月ほどは、これまでにない件数の多さでした。内容は通学路の安全対策から DVやパワハラ、保護や障害年金申請、車椅子の利用と公共施設等まで幅広く必要に応じて現場調査から対応しています。順番にお伺いしておりますが、緊急性の高い案件には随時対応いたしますので、お困りごとがありましたら遠慮なくお声かけください。

【決算委員会にて】
昨年度の鹿児島市決算(約2,800億円)の決算委員会に臨みました。
経済が右肩上がりだった時代とは異なり、人口減少に伴う新たな課題に直面しています。市政全体におよぶ財源の厳しさを痛感した15日間でした。
賃上げが物価高騰に追いつかない状況の中、30年続く停滞から抜け出すため、自治体のお金の使い方を厳しくチェックしながら、民間が稼げる環境づくりを後押しする政策の提案に一層力を入れてまいります。またそちらの報告を含め 市内の全戸へ『議会だより』が配布されました。暮らしに最も近い議会行政の動きをまとめておりますので、ぜひお目通しいただき、ご意見やご感想をお寄せ下さい

【イベントのお知らせ】
11月30日には、木市でおなじみのライオンズ広場にて、毎年恒例の有機農業収穫祭「いのちのまつり」を開催します。短い秋の実りを楽しむ催しです。ぜひご一緒に楽しみましょう。

冬の気配が濃くなってまいりました。皆さまどうぞお体に気をつけてお過ごしください。

 

 

鹿児島 避難所への体育館エアコン設置 大きく前進

9月議会が始まりました。個人質問は9月16日11時頃より市役所西別館で行います!

ぜひ!議場に話を聞きにいらして下さい。質問終了後、お茶でも飲みながら感想をお聞きできたらと思います!よろしくお願いします。

 

【避難所への体育館エアコン設置 大きく前進!】   

避難所となる体育館へのエアコン整備設計費3700万円(10校分)が議案として提出されています。断熱とセットで進めるこの取組みは、私が10年近く提案を重ねてきた政策です。ようやく実現に向けて大きく動き出しました。

 

先月は、姶良市や谷山での災害復旧ボランティアに参加しました。酷暑の中で体調を崩すほど大変でしたが、被災地での必死の協力が地域の力になることを実感しました。改めて「いつどこで大規模災害が起こるかわからない時代に備えた強靭なまちづくり」の必要性を痛感しています。

 

【分断の時代を変えるもの】

政策研究会では関西大学の先生から興味深い指摘がありました。

日本社会は「家族以外を信頼しづらい構造」にあること

教育によって若い世代が「自分は社会を変えられない」と思い込んでしまうこと

低投票率は無関心ではなく、合理的な選択でもあること

その背景には、政治や行政の発信が「とにかくわかりにくい」という課題があるとのことでした。

ではどうすればよいか。先生の提案は二つです。

① 学校や職場での自治を徹底すること

② 発信の仕方を見直し「わかりやすさ」を基本に据えること

私自身、災害ボランティアで見た助け合いの姿を思い返します。分断や格差が広がる時代に、社会を支えるのは「互いを信頼し合う力」です。そして「わかりやすさ」を市民に届ける努力を続けることこそ、議員の責務だと感じています。次回の紙ニュースでも、その思いを形にしてお伝えしていきます。

【鹿児島市・新島唯一の定期航路 廃止に反対署名を提出】

昭和50年代、子どもたちのスクールボートとして始まった新島の連絡船。ジオパークの宝でもあるこの航路を、知床での事故を受けた法改正により、行政は廃止の方向で検討しています。

 

しかし「存続を」と炎天下の中、多くの皆さんと署名活動を行い集まった署名 15,676筆!

は市長へ提出されました。SNSでの呼びかけにもたくさんのご協力をいただき、本当にありがとうございました。

 

私自身も、かつて友人と初めて上陸した際には無人島だった新島に、利活用やアクセス向上を提案し実現してきました。その前提には、定期航路の存続があります。引き続き、市民とともに運航継続を求めて活動を続けます。

 

★9月2日付 南日本新聞にも掲載されました こちら

#南日本新聞 #鹿児島

自治体最優先の課題 防災・減災の公共事業!

酷暑が続きます。皆さまお元気でお過ごしでしょうか?    

霧島市・姶良市では短時間の集中豪雨により大きな被害が発生しました。  

一刻も早い復旧のため、 多くの方の力が必要です。私も先週、友人と二度ボランティアに参加し、土のうづくりや重い荷物の運搬、さらには能登で活動中のベテランチームから教えていただき床下の泥を掻き出す作業を行いました。

お伺いした地域は周囲より低い窪地で、川の水があふれ集まったことが床上浸水につながったそうです。こうした危険性については、以前から地元の方々が対策を要望されていたともお聞きしました。今は復旧作業が最優先ですが、防災・減災の公共事業は、命と健康、財産を守るために自治体に課せられた最重要の課題だと、改めて実感しています。

今週は八重山の巨大風力計画に関する陳情審査、来週からは9月議会が始まります。その前には京都市(町内会活動)、福井市(給食センターの民間資金活用)、岐阜市(不登校支援の特例校)を視察し、市民活動や子どもの学びの支援について多くを学んできました。さらに、市議会史上初となる「子ども市議会探検隊」を4回開催し、大好評をいただきました。

自治体は夏から次年度予算の検討に入ります。9月議会では代表質問から始まり、私の質問日程も今月末までに決まりますので、決まり次第ご案内いたします。

地球沸騰とも言われる時代にあって、災害への備え、超高齢社会への備え、そして若い世代が希望を持って住み続けられる街づくりを進めます!   

★災害ボランティアのご案内
霧島市・姶良市では、7日からの大雨災害に伴い、復旧支援のボランティアを募集しています。可能な範囲でのご協力をお願いいたします。

霧島市社会福祉協議会HP
姶良市社会福祉協議会HP

皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

                       

災害と物価高の中で市政にどう向き合うか?

こんにちは、のぐち英一郎です。

桜島噴火や地震が連日続いています。断水や火山灰による飛行機の欠航、商売への影響など、地域の暮らしにじわじわと負担がかかっています。

自然災害には「これで十分」という備えがありません。予防や減災のために使える資源や予算、人手、時間には限りがあります。だからこそ、どこにどう備えるかが重要です。

 

今年度から市役所の中に「桜島火山防災研究所」が設置されました。所長は長年研究に携わってきた井口先生。掲げる目標は「どんな大噴火でも犠牲者ゼロ!」

もし市街地に10cmの降灰があれば、断水や停電はもちろん、四駆以外の車は全く動けなくなります。そうしたリスクがある中で、サンロイヤルホテル(市が筆頭株主)と県が計画中の新体育館の整備計画もこのままでよいのか、今一度、見直す視点も必要ではないかと考えます。

 

【市議会議員報酬引き上げ議案】

6月議会では報酬の引き上げが大きな議論となりました。物価高騰のおりそれに追いつく鹿児島の賃上げも市民の収入や暮らしの実態の把握も足りていません。個人情報を保護しながら、ビッグデータを活用し、情報を集めて合理的な政策判断を行い鹿児島の現状を判断したいと考えています。

私たちの会派「無所属にじとみどり」は、今はまだその時期ではないとし、反対を表明しました。

 

【個人質問】

さらに今回の一般質問では、八重山地区で進む巨大風力発電事業について、県の景観ガイドラインの活用状況や、秋田での死亡事故をふまえた事故予測の情報公開を、事業者や国に求めるよう市長に提案しました。8月19日には八重山に関する委員会の陳情審査があります。ぜひ傍聴にお越しください。

 

最後に、今月20日には重要な選挙が控えています。今回は歴史的な転換点になるかもしれません。税制、エネルギー、外交、防衛、安全保障…どれも私たちの暮らしと平和に直結するテーマです。どうか皆さんも、大切な一票に希望を託して投票へ。

これからも、「現場から」「暮らし目線で」市政に取り組んでまいります。

酷暑が続きます。どうぞお体ご自愛ください。

 

 

鹿児島市議会議員 のぐち英一郎 無所属7期目

鹿児島市議会議員 のぐち英一郎
〒892-8677鹿児島市山下町11-1

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