2013年1月24日号ー無縁から有縁へ こどもの貧困から見るアベノミクスー

「無縁から有縁へ。こどもの貧困から見るアベノミクス」

こんにちは。自転車で市役所に向かうおり、開花の早い鹿児島の梅の花に、
いつも心洗われる野口です。

このところ、「生活保護切り下げ」が前提のような議論が進んでいます。
この半年で、生活保護を受給されている方の数は、過去最高を更新。
210万人をはるかに超える状況です。
(解説→のぐちノート【生活保護の実情】)

ひところは戦後の混乱期と同等とも言われましたが、
最早戦後の混乱期と同等どころではなくなったために(=戦後を越えた)
そうした枕詞すら聞かれることが無くなりました。

耳目に触れないからといって、雇用や経済が循環型・安定型に好転したわけで
はありません。
ところが、安倍政権は、「アベノミクス」という名の下に、一事が万事の
ような借金の大盤振る舞いを始めようとしています。
(解説 → のぐちノート【生活保護と国家予算】)

生きるのが苦しい、困った、社会的に弱い立場のために公の存在の役割
と必要性があると、野口は考えます。私は、留学生支援で知り合った学生
さん方と近年、「子どもの貧困」(ご存知でしょうか?)への一方策として、
学習支援の活動を模索しています。
そんな折、友人から、京都の素敵な取り組みを教えてもらいました。
ぜひ、皆さんにもご紹介させてください。
無縁社会、ともいわれる現代です。であればこそ、不特定多数の無縁者や
社会的弱者に、居場所や出番を多く作りだすことが必要ではないでしょうか

そんな思いを勇気づける、京都の実践例です。
「京都のNPO山科醍醐こどものひろばの活動動画(12分ほど)」



☆ のぐちノート _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

【生活保護の実情】

「最後の命綱」と言われる生活保護。ところが、その命綱を「本当に必要と
する」方々、全てが利用しているかと言うと、その利用率は極めて低いの
です。所得が支給基準以下となるケースの内、実際に受給している割合を
示す「捕捉率」という言葉があります。日本の「補足率」は、なんと2割を
切っています。
(厚労省の推計では、2007年の時点で生活保護が受けられる世帯は 597万
世帯(全体の 12.4%)であるのに対し、実際の受給世帯は108万世帯(全体
の 2.2%))
世帯の種類で分けると、生活保護が受けられる世帯は
高齢者世帯= 141万世帯、
母子世帯= 46万世帯、
その他の世帯= 410万世帯、であるのに対し、

実際に生活保護を受けている世帯は
高齢者世帯= 49万世帯、
母子世帯= 9万世帯、
その他の世帯= 50万世帯である。と公表されています。

【生活保護と国家予算】
財政を圧迫すると、よく聞かれるかもしれません。
しかし、23年度の国の一般会計は総額 100兆円あまり。
その内・社会保障関係費が 30兆円弱で、
そのうち生活保護費が 2.7兆円です。

最近の報道では、国家予算の生活保護のうち、生活扶助分 1兆円の1割
(=1000億円)を、段階的に切り下げる議論が活発化、と報じられてい
ます。生活保護の当事者や関係者は、強い反対をしています。

日本の「捕捉率」の低さから考えると、生活保護の制度利用者は今後も増え
るでしょう。また1000億円を切り詰めて財政運営のメリットが大きいとは
思えません。また、国の規範である、憲法25条(安らぎの約束)を守れる
とは、野口には到底考えられません。

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<お誘いとご案内>

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チェルノブイリ事故をきっかけに「子どもたちを放射能汚染から守りたい」
という一心で始まった住民による電力供給会社の10年。人口2500人のドイ
ツのまちの足跡をおったドキュメンタリー(2008年作・62分)
上映後に、参加者でグループに分かれて自分たちで出来ることやしたいこと
を話しあいます。ぜひ、お出かけ下さい!
□日時 1月26日(土)14:00~
□場所 鹿児島市ボランティアセンター(市民福祉プラザ)5階